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Fiat 500 ジャッキ固定バンドその他、製作

Fiat 500がうちに来た時からジャッキは欠如していた。で、適当なパンタグラフジャッキを流用して積んでみたが、なんか面白くないのでオリジナル(かどうかは不明だけど、とにかくFiat製)を手に入れて積み替えていた。(不安定で危ないという話も聞くが、、、)
 
ボンネットの下でそれらしく納まってくれる。ただ、平ゴムの固定バンドじゃなく、バイクのフック付き荷台ゴムで留めていたので、それも面白くなかった。
 
そこで、ネットでオリジナルの固定バンドを探したがなかなか無く、ようやく見つけたら1本800円也。ちゃんと固定するには2本要るから、たかだか10数センチのゴムバンドにD環が付いただけのものに1600円+送料はよう出さん。
 
で、またまた自分で作ることに、、、
 
適当なゴムを探したが、厚みがあるとうまく伸びてくれず、フックに引っ掛けるのに苦労しそうだし、薄いタイヤチューブではどうも張力が足りなくて、悪路ではジャッキが暴れてボンネット内部が傷だらけになる恐れがある。困った。
 
しばらく温めていたが、はたと思いついた。別にゴムの張力に頼らんでもええやん!山行きのバックパックではナイロンテープ(ストラップ)とバックルが締め付けに大活躍してる。この組み合わせは締めたり緩めたり外したりが楽ちんだから、もう昔のように革ベルトと尾錠には戻れない。これを使えば、ゴムの張力に頼らなくてもジャッキはしっかり固定できる。
 
 バックル類は一個数十円だし、テープ(ベルト)も1メートルでせいぜい200円ほど。Fiatの専用ゴムバンド(半世紀も前の車の部品が手に入る事自体は奇跡的で素晴らしいことだけど、、、)の1本分であれこれ4セット作ることができた。
早速締めてみた。ゴムのように伸びないのでガッツリ固定できる。
左、荷台用のゴムロープとフック  / 右、ナイロンスクールバッグとバックル
ついでに同じく欠損していたスペアタイヤの固定バンドと、後部座席の背もたれのフック付きバンドも作った。

Fiat 500のオーバーヒート対策(残念!せっかく手に入れたトーションスプリング使えず、、、)

先日から、チンクエチェントのエンジンルームに籠もる熱気をフードの隙間から外に逃がす方法をあれこれ考えてきた。

チンクファンの中にはフードをアバルトのレース仕様やルパン三世のアニメに出てくるような上ヒンジに換えてガッツリ開いている人もいるが、そこまで大仰な改造もちょっと気恥ずかしい。http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-1c-e7/toyorini/folder/61223/40/19295640/img_20?1294153218https://iwiz-chie.c.yimg.jp/im_siggO9nKQ6H7SQItMglbxO4TKg---x320-y320-exp5m-n1/d/iwiz-chie/que-10188873545

もっと簡単に、オリジナルの下ヒンジのままフードの上辺を少しだけ開く方法もあるにはあるが、売られているフック(ステー)はベラボウに高い。

んじゃ自分で作ればいい。ってんで、ネットで見かけたものを参考に、ホームセンターでステンレスの丸棒フックと平板などなど買ってきて、苦労して曲げて、それらしく出来た。

フックを開いたときに定位置に固定したり、閉じたときに内部でブラブラしないように昨日偶然見つけた機料(織り機の材料)の店トーションスプリングを入手した。しかし、ことはそうウマく運ばなかった。ばね定数や巻き数から考えて使えそうと思ったスプリングは2つとも左巻きなのと、内径が軸に対して少し大きすぎ、また焼きの入ったアームの加工がなかなか難しい。

せっかくの出会いで見つけたトーションスプリングだけど泣く泣く使用を諦め、残念ながらバネに関しては根本的に構造を見直さないといけなくなった。(バネを特注すればいいんだけど、面倒くさい)

回転軸にねじりバネを入れなくても、要はフックがフードをガッチリ掴むように内向きに引っ張れば良いわけ。見た目は美しくないが引きバネをフックの中ほどに取り付けて、エンジンベイ上辺にあるフードロックのキャッチに引っ掛けるようにした。

実際に取り付けてフックの動きやフード固定具合の確認をした。ガタつきもなく問題なさそげなので、そのまま試運転で街に下りてみた。今日も35℃くらいはあっただろうか、、、帰りに普段は通らない峠を越える道を登ったが、油圧低下(油温上昇)の兆候はみられない。しめしめ!

ただ、冷静に構造を見てみると、渋滞したときにエンジンルームの熱気がすぐ上にあるクーリングファンの吸入口に流れ込むんじゃないか、という心配は残る、、、。(ルパン三世やレーサーたちがわざわざフードを上ヒンジに改造した理由はここだったのか?)

それに、よく考えてみたら、元々クーリングファンに行く空気はエンジンルームの熱気とは何の関係もない外気なんだから、いくらエンジンルームの熱を下げても、気温が高けりゃエンジン自体の冷却に関しては意味ないかも。。。(何を今さら!!!笑)

ま、エンジンルーム内に移設されたバッテリーや点火コイル、コンデンサー、配線などへの熱害は相当減るんで、今回の小改造も全く無意味というわけでもないが、、、。

 

 



Fiat 500 メインスイッチ(キーの頭)改良

チンクの後部座席にときたま人を乗せるが、フロントシートがバケットタイプで背もたれが倒れないから、同乗者は前席の間のセンタートンネル上を通過することになる。

前オーナーの趣味でメインスイッチがちょうどそのセンタートンネルの上に移設されていて、後席への出入りでうっかり踏まれたり蹴られたりしたら真鍮製のキーはひとたまりもなく折れてしまう。

もしもキーの先だけが折れ込んだらエンジンのオン/オフがでいなくなり、路上でにっちもさっちも行かなくなる。そこで足に引っかかりにくく、たとえうっかり蹴られても折れないようなキーの頭を考えた。

で、出来上がったのは、キーの頭がうんと幅広く(平べったく)、しかも高さは抑えて、ちょうど昔のテレビについていたチャンネルのダイヤル(ガチャガチャ回すやつ、と言うても今どきの人は知らんやろな)のようなものになった。

つまみの脇にはイグニッションとは別になっているドアキーとエンジンフードのキーも納まるようになってるし、傘の柄のように突き出したメインのキーの先も折り畳めるようにして、使わないときにうっかり折らない工夫も、、、

が、車から離れるときに直径6cmもあるものをポケットに入れて持ち歩くのは面倒だなあ、、、まあ、キーをつけっぱなしにして車から離れても、変な場所にあるけったいなダイヤルがメインスイッチがだとは誰も思わないだろうけど、、、

ていうか、こんなことをブログに書いちゃったら盗んでくださいと言わんばかりだな。あほちゃうか。

注意:キーをつけっぱなしにして、盗まれた車が事故を起こしたらオーナーの責任も問われるとのこと。真似しないようにね。

使用状況の動画↓

製作過程↓


Fiat 500 夏バテその後

チンク嬢が全く動かなくなって、その原因が始めは暑さによるコイルの故障と疑ったが、すったもんだの挙げ句にコンデンサーだと判り、無事エンジンがかかるまでの顛末は先の投稿で述べた。

元のコイル不良は濡れ衣だったが、ハーレー・ダヴィッドソン用の2気筒同時点火コイルに替えた結果、エンジンルームがスッキリしただけでなく、ディストリビューターが不要になり故障や不調の原因が僅かながら減った。さらに、気持ちエンジンの回転がスムーズになったような、力が出るようになったような、、、

よしっ!これで直った・・・ と思ったのもつかの間。次々と異常が発生。 続きを読む Fiat 500 夏バテその後