ポポフニュース23号

NewsCutアフリカのコンゴ民主共和国でゴリラと自然保護、人社会との共存などを目指すNGO「ポポフ(POPOF=Pole Pole Foundation)」の日本支部が発行する新聞『ポポフニュース』の23号がやっと出来た。組版ではいつもテキストと写真の配置で苦労する。毎年6月発行なのに今年は事情があって原稿が7月に入ってから来たものだから、、、(ったく、もう!W)

『ポポフニュース』の23号

内容は、支部の代表でゴリラ博士の京大総長山極寿一さんの記事や報告、絵本作家で堺町画廊オーナーのふしはら のじこさんが翻訳して挿絵をつけたコンゴの昔話などなど。

昔話のお話をしてくれたのはコンゴで研究を続けるバサボセ・カニュニさんで、会うたびに大きくなるように思える巨漢だけど、うち輪では可愛く「バサちゃん」と呼ばれてる。

記事のなかで僕が興味を惹かれたのはそのバサボセさんによる『ゴリラとチンパンジーの寄生虫』の記事。彼らが食べる果実には寄生虫を除去する働きのある化学物質が多く含まれているということ、多種多様な寄生虫を数多く抱えながら彼らが健康でいられるのはそれら果実のおかげかもしれないということ、内戦で森に逃げ込んだ人々との接触により寄生虫に感染した可能性があるということ、などが報告されている。

ゴリラとチンパンジーがどのようにしてそんな効果を知り、そのためにそれらの果実を多く食べるようになったのか?それとも元々から食べていたものなのか?どれくらいの効果があるのか?などについては触れられていないが、またバサちゃんが日本に来た時にでも聞いてみたいと思った。


Ciao clutch repair チャオのクラッチ修理

My Italian tomboy has neither transmission gear box nor variable pulleys– she runs only on one automatic centrifugal clutch.
イタリアのやんちゃ娘さんには変速ギアも可変プーリーもない、、、遠心クラッチ1個あるだけで走ってる。

Naturally, both the engine and the drivetrain with a v-belt undergoes the tremendous friction and heat stress during acceleration and climbing a steep slope.
まあ、当然なんだけど、加速したりきつい坂を登るとエンジンやVベルトの駆動系にはトンデモない摩擦と熱のストレスが掛かる。

I felt something funny as I was riding her the other day  (Ur… a bit mean expression, huh?)– the engine revs much faster athwart than usual along with a squeak as she accelerates. Aha, loosened belt!– I figured, and tightened it accordingly. Nevertheless, the slipping and screeching  persisted, so that I inspected the clutch then.
ついこないだ彼女に乗っていたら(わ~、変な表現!)加速のときにキュルキュル音出しながらいつもよりエンジンの回転が速い。ははあ、ベルトが緩んだな!と思って、ちゃんと締めてやった。なのに、滑りも金切り声もなくならない。そんでもってクラッチの点検をやった。

As I figured, the clutch linings had worn. Though not completely worn out, the liners were too slippery and had to be renewed. I had purchased a set of clutch shoes before, and replaced the old ones with them. While the clutch was renewed, the old tension springs were reused. though.
思った通りクラッチライニングがすり減っていた。完全に減りきってはいなかったけど、ライナーはスベスベで取替なきゃない。前にクラッチシューのセットを買ってあったので、古いのと取り替えた。クラッチはまっさらになったけど、テンションスプリングは古いのを使っちゃったんだなあ、これが、、、

Now that my lady Ciao had complete (so I thought) drivetrain, she would never complain with a shriek. Yes, the dull acceleration and noise were gone, but there was another problem: the crutch was half-engaged even when the engine was running idle, meaning the poor moped crept  forward if I didn’t hold back on to the handle bar. But at the same time, the idling rev slowed down due to the clutch friction, so that I had to contradictorily open the gas grip in order to cancel the risk of engine stall.
チャオお嬢様は完璧になった(と思った)駆動系もらったんで、キーキー文句はおっしゃるまい。はい、確かに鈍くさい加速と変な音は無くなった、、、けどまた別の問題が、、、。アイドリング時も半クラ蝶タイで、クリープ現象が起きてしまい、止まっていてもハンドルを押さえておかないと勝手に前に行ってしまう。その一方、摩擦でアイドル回転が遅くなり、矛盾するけどエンストを防ぐのにアクセルグリップを開いてやらないといけなくなった。

The cause was apparent. I should have replace the heat-retempered springs along with the clutch shoes. And I had to do the whole precess of dismantling the clutch, removing and replacing the springs, then putting everything back in place– and done. phew!
原因ははっきりしてる。クラッチシューと一緒に焼き戻されてなまったスプリングも取り替えるべきだったんだ。それで、また一からクラッチを分解し、スプリングを取替て、もう一度元に戻す。。。やっと完成。ふう!

Voila! She is perfect now.
ほれこのとおり!(つか、見えんけどさ)今度こそ完璧。


一口メモ:チャオのクラッチのセンターナットを緩めるには、駆動系をロックする必要がある。左手で後輪ブレーキをかけ、右手でレンチを回すという手はあまり宜しくない。


クラッチの左側(車体の前方向)すぐ横に見える冷却ファンにドライバー等を突っ込んでやれば簡単。(ただし、ファンのフィンを折ってしまわないように。

work 1 –Replacing the clutch shoes–  ↓
作業1 クラッチシュー交換

work 2 –replacing the tension springs–↓
作業2 テンションスプリング交換