FIAT 500 ワイヤリング・ハーネス全交換(DAY4)

本日の作業:燃料ホースとバッテリー「+」ケーブルのためのグロメット取り付け、燃料ホースふせバッテリーケーブル敷設(車室内と電磁燃料ポンプとタンクに燃料ホースとフィルター取り付け。


朝から冷たい雨が降ったり止んだり。北の方は雪なんだろうな、、、。頸部の脊柱管狭窄とヘルニアで、ただでも動きが悪く感覚も鈍くなってる手指がかじかんで言うことをきかない。しかも今日は燃料ホースとバッテリーケーブルを敷設するつもりだったからジャッキアップしてクルマの下に潜ったが、両手とも使い物にならなかった。首の爆弾が暴発しないようかばいながらやるからますます作業が進まなかった。

昨日発見した(ていうか判ってたんだけど目を背けていた)グロメットの欠如と間違った孔に通されたワイヤー類をどう尻拭きするか、、、。ワイヤーやブレーキホースを一旦外して、グロメットを入れてから正しい孔へ通し直すのが王道だけど、めんどくさがりの僕は手抜きの方法を採ってしまった。

調べてみると「後から入れる」グロメットやブッシングはあるにはあるが、特注なので結構な値段。また、始めから切れてる自在グロメットとというのもあるが、、、あまりクルマには向いてなさそげ。そんで、あんまりやっちゃいけないんだけど、グロメットをカットしてワイヤーや管を通して、そのまま孔にハメちゃうっての。ワイヤーを通してからカットした部分を強力な接着剤でつなぎ直す方法と、そのまま知らんふりする方法。当然後者はグロメットがすぐに外れてしまう危険があり、それじゃあ入ってないのと同じじゃん、と突っ込まれそうなので、いや、突っ込まれなくても自分の身がかわいいし、命には代えられないから、そのグロメットの孔とカットしてできた隙間をコーキングで埋めて固定してしまおうという寸法。

結局コーキングかい!それじゃあ元とあまり変わんなくね?という声も聞こえてきそう。でも切れてるとはいえ、電線や管、ケーブルなどが触れているのはゴムのグロメットの内側だけだから、頼りないコーキングよりずっとマシ。それに車体に直接コーキングがべっとり、モリモリくっ着くこともないし、コーキングとグロメットの組み合わせは膜付きグロメット並みかそれ以上の気密性も期待できる。何より、グロメットが外れにくくなるからコーキングだけの処理よりはるかに安全だと思う。。。と自分を納得させる

で、燃料ホースは敷設完了。ボンネット下の燃料タンク容量から始まり、電磁ポンプから助手席(注:右ハンドル)の膝上辺りから室内に入り、センタートンネルを通って、床下、さらにはエンジンベイへという流れ。表面保護のためにコルゲート管を被せてあるから微妙なグロメットが外れないようにするのに一苦労。床下とエンジンベイを仕切る防火壁の孔は小さく、コルゲート管を通せない。この部分だけ燃料ホースとグロメット(これは切っていない)が直に触れることになる。明日はここにテープでも巻いて動かない、擦れないようにしようかな。

写真ではフィルターは未装着だが、現在装着済み。Mitsubaの電磁ポンプはフィルター内蔵なのでタンクとポンプの間にフィルターを入れる必要はないのだが、、、せっかく買っちゃったんで。てへ。それに加圧されるポンプ⇔キャブレターの中間にフィルターを入れたくないし、、、。

バッテリーケーブルは室内から先ずエンジンベイへ出し、スターターモーターのスイッチまでの長さ確保。次にセンタートンネル後部の開口部から前方の開口部へ、他のワイヤー類に干渉しないよう注意して引っ張り出す。燃料ホースは下に這わすように通したが、バッテリーケーブルはその上にあるベロのような可撓フックで吊り下げるように取り付ける。コルゲート管もケーブル自体も曲がり癖が付いてるので、いきなり突っ込んでも通らないし、通っても他のワイヤーに乗っかっちゃったりするから、危険極まりない。先ずは硬い単線の電線などを通し、その後端に件のケーブルをテープで繋いで後方から前方へ通し、さらに前方から引き出せばスムーズに通せる。(先の燃料ホースも同じ要領でやった)

途中、何度も雨に降られ、その度に中断したので、ここまでが精一杯。作業は遅々として進まない。でも、まあ、そんなもんでしょ?

なわけで写真も少ししか撮る余裕がなかった。明日、上手く行ったら新しいワイヤリング・ハーネスを持ち出して「アタリ」をつけてみよう。(あくまで希望)

今朝までの状況。
その後の状況。グロメット(画面に向かって右手側のコルゲート管下部は燃料ホース、上段はバッテリー「+」ケーブル。グロメットに切れ目が見えるが、これらはコーキングを盛る予定。銀色の管はブレーキライン。ここにもグロメット装着予定。