FIAT 500 ワイヤリング・ハーネス全交換(DAY8)

本日の作業:エンジンベイ内の配線(未完了)。


基本的に今日やったことは仮置きした配線を破綻なく配置するために位置決めをし、その後にコルゲート管をかぶせて絶縁を強化したこと。

車室内左後方の配線状態。

車体前方から車室内を経由してエンジンベイに入ったところで配線が二手に分かれる。そのまま後ろへ向かってまっすぐ延びるのは右後方のコンビネーション・ランプと発電機(直流ダイナモ)へ、そして防火壁沿いに延びるのはコントロールボックス(電圧レギュレーター)、油圧センサー、イグニッションコイルに分岐しながら最後は車体後部の一番遠い位置、つまりワイヤリング・ハーネス後方最先端で左後方のコンビネーション・ランプに至る。ところがウチのチンクは発電機をオルタネーターに換装されていて、配線はそのまま使えない。

エンジンベイに入る配線(コルゲート管カバー済み)。
縦に行き止まりの太い線はコントロールボックに入るはずだったもの。
ひと通り配線にコルゲート管を被せ、車体のクリップに留めてみる。左コンビネーション・ランプや番号灯、オルタネーターへの結線は未完了。

まずコントロールボクッスは電子化されたレギュレーターとしてオルタネーター付近にある。元々のコントロールボックスにつながるはずだった2個のメガネ端子は不要だが、それぞれ二股線になっているので切断せずに延長線として使うことにした。ビニールテープを巻くだけではエンジンの熱で解けたりしたら端子がショートする恐れがあるので燃料ホースの切れ端をかぶせてからテープ、さらにはコルゲート管を巻いて安全を期した。

本来コントロールボックスにつなぐはずのメガネ端子を潰し、燃料ホースの切れ端で絶縁する。この後、ビニールテープ、コルゲート管で更に絶縁。

具体的な配線変更は図を見れば解るのでここでは詳しく書かないが、上記の2つの端子の二股線はどちらも先に行く方は茶色になっている。ただ、電線の太さが違うし向かう方向も違うので間違えることはない。太い茶線はスタータースイッチの所でバッテリー「+」ケーブルにつながる。端子から逆に赤線を辿るとヒューズボックスからほぼ全ての電気機器の電源となる。この太い茶線は接続先(スタータースイッチ)の変更はしない。一方、細い茶線は本来ならダイナモに行き、端子の二股から緑線になり、緑線を逆に辿るとその先は充電警告灯である。細い茶線の先端は換装されたオルタネーター付近にある電子レギュレーターにつなぐことになる(が今日は時間切れ)。

スタータースイッチにつなぐ3本の線。赤はバッテリーへ、その上(本当は茶色だが色が出てない)は緑線経由でヒューズボックスへ、反対側の黒線はオルタネーターへ。
エンジンの裏側なので手探りでナットを締結するのだが、めっちゃ面倒!

頚椎の故障で指先がしびれてるんでネジをポロポロ落とす。おかげて仕事が全然進まない。特にエンジンの裏側にあるスタータースイッチに結線するためにM8のナットを着脱するのは一苦労。見えない位置で手探りの作業は指先の感覚頼りだが、厳しい寒さも手伝ってネジをつまんでいる感覚が全くないのだから、、、。ふう。

明日からは寒さが少し緩むそうな。指先の感覚はともかく、外での作業は少しは楽になるかな?仕事ちょっとは捗るかな?


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