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FIAT 500 ワイヤリング・ハーネス全交換(DAY12)

本日の作業:メインスイッチのキーポジションと配線の関係解明、一部部品の結線。ウインカーリレーとオーディオ・パイロット取り付け、ワイパー回路の配線延長。


朝起きたら雪が5〜6cmほどクルマの上に積もっていた。しかもガンガン降り続いている。頼むから仕事させてくれよ。と様子を見ていたら昼前に小止みになり、陽も差してきた。幸い気温は下がらず雪はそれ以上積もらなかった。

昨日の雨、今日の雪。カンベンしてよぉ。

その後も降ったり止んだりしていたが、なんとか作業はできた。いよいよフロントのボンネットを開けて本格的な配線の作業に取り掛かる。が、先日仮置した配線を見た途端、結構萎えた。カオス!

ま、カオスと言っても配線の色や番号タグ、回路図があるので配線一本々々、端子一つ々々を突き合わせてやれば、バイクに毛の生えたようなワイヤリング・ハーネスなんで時間の問題ではある。(ただ、明後日には使いたいので今日と明日しかないからそう悠長なことも言ってられんし)。

とりあえず昨日ゴニョゴニョやったオーディオ・パイロットとウインカーリレーを取り付けた。どちらも純正じゃない。特に前者はリレーが電子式になったために必要に駆られて付け足したもの。おかげてさらに整流ダイオードまで付けなきゃなんなくなる羽目に。ただ、ヤフオクで落とした新古品には取り付けアームが付属していたので車体への装着は楽ちんだった。

電子リレーは作動音がしないという欠点を埋めるためのオーディオ・パイロットなので、両者は近いほうがわかり易い。そんでリレーをそのアームに取り付けた。例によってタイラップ(商品名なんで「結束バンド」と言うべきなんだろうが、、、)。ところでこのウインカーリレー、LED化のために以前買ったのだけど、「B-」、「L」(アームで隠れてる)、「+E」と結線の表示がある。Bはバッテリー、Eはアース、、、アースはマイナスだろ?+アース車用のものだったのか?。以前初めて取り付けたときも迷ったけど、憶えてないなあ、、、。うっかり逆接したら壊れるかも。明日までに調べておこう。(ていうか、こんな怪しげなものを使ってるより「音つき」の電子リレーに買い換えれば話は簡単。ただせっかくあれこれ回路や部品のこと考えてきたんだし、無駄な出費も避けたいし、、、で、手間と時間を食われてしまう、何がファーストプライオリティなのか判らない自分が悲しいねえ。w)

オーディオ・パイロットの取付状態。中古で買ったらたまたまついてきたアームにウインカーリレーを縛り付けた。

オーディオ・パイロットの腕にぶら下がったウインカーリレー(またタイラップかよっ!W) 注)B-、E+ ???

次にやったのは、メインスイッチの裏側に記されている数字が配線のそれと対応していないので、実地にキーを回して4つある端子にテスターを当てながら接続状態を探ったこと。まずOFF(中立)では全て導通なしでOK。次にON(右へ)では①-②と④-③が導通。最後にACC(左へ)では③-②だけが導通した。もとよりオリジナルには裏側の電極は3つしかなく、当然このスイッチは何かの流用なのだろうが、ともかくこれでやるしかない。一見パズルのようだがその解はいくつか考えられる。以前にスイッチ内部の接続を推測したことがあり、その時に描いた図とにらめっこしたら①と③を内部で繋いでやればいいと解った。昨日のハザードスイッチのように分解しても良いんだけど、別に内部で繋ぐ必要はないのだから、バッテリーから来ている赤線を分岐させて①と③の両方に給電してやればいいだけのことだった。これでエンジン停止時に電気機器類を使いたいとき、電磁式燃料ポンプの作動や点火コイル焼けの心配をせずに済む。

現状のキーポジションと接続状態。

昨日も書いたが、新しく買ったワイヤリング・ハーネスの端子には「ほとんど」絶縁防護カバーが付いていない。たまに付いているのがあるとこういうの↓に当たる。オスの「あの」先っぽに皮がかぶったやつみたい。これではメス端子に差し込めない。(;´д`)トホホ…

まれに端子に絶縁してある、と思いきや、、、オス端子が「包茎」状態に、、、いや、これは仮性包茎だな。(笑)

古いFIAT 500の接続端子の多くが丸端子(ギボシ)で、うちのチンクもそうなってる。が、今売られている新しい端子は平型だから付け替え必至。せっかくメインスイッチ周辺のスイッチ類は車体中央付近にありハンドルの左右に影響されないので配線をいじらなくてもいい、と思ったのに!クソ

古いFIAT 500Fはスイッチがギボシ端子で接続。新しいワイヤリング・ハーネスは平型端子。。。メンドクセー。

オリジナルの左ハンドル車のワイパーモーターは車体左側にあるが、右ハンドル車は当然その反対側。配線の延長で最も遠い。たった5本の線を延ばすだけだが、圧着スリーブを10個入れないといけない。

ワイパー回路の配線延長。防水絶縁圧着端子だらけ、、、。明日のコラムスイッチが思いやられる。
画面右手側から来てるインジケーターランプ用配線は右ハンドルのスピードメーターに微妙に届かない。メーター真下の端子の束はコラムスイッチから。当然これも左ハンドル用のワイヤリング・ハーネスではここまで来れない。明日はえげつない数の延長作業が待っている。
まだまだ未延長、未接続が残るダッシュボード裏。

連日の雨・雪そして寒さに加えて自分の身体の不具合を理由にしたくないが、露天の吹きっさらしで作業するのはなかなか辛いものがある。頸椎の故障で指先の感覚が無いけど、そのくせ寒中に素手で仕事をするときっちり凍えている。まるで手袋をしているようでネジやタイラップを上手く絞められない。どうせ手袋ハメているのと同じならせめて温かい感覚でも出てkれたらいいのに、そうもならない。明日は少し気温が上がるといいな。まだ数十本の電線を切ったり貼ったり繋いだりしなくちゃなんないんだから。(終わるかね?W)


FIAT 500 ワイヤリング・ハーネス全交換(DAY11)

本日の作業:ハザード回路で整流ダイオード使用回避を考えた。スイッチ改造。オーディオ・パイロットに整流ダイオード装着。

朝からずっと雨だったので、屋外作業できず。。。タダでさえ予定を大幅に遅らせているのに、、、。

ま、家の中でできる仕事もある。ウインカーリレーを電子式にしてあるのでハザード回路の変更。はじめ整流ダイオードを使うつもりだったけど同じウインカーの経路にもう一組ダイオードを使うから、同系統にダイオードを4つも使うのはなんだかなあ、、、。そんで雨で時間はあるんで考えてみたらダイオード使わずともスイッチを3極にしてやればOKと。

ところがFIAT 500のスイッチは高価(ヤフオクで6000円以上!)だし、今から取り寄せてたら間に合わない。ガレージをゴソゴソやったら以前、土に還りかけの見捨てられたチンクから(もちろんオーナーの承諾を得て)いただいてきた4極スイッチが出てきた。ただしこれは2極ずつがペアでON/OFFするタイプ。必要なのは3極一度にONになるもの。暇にまかせて改造してやった。

もう一つ、電子式ウインカーリレーで困るのは「カチカチ」音がでないこと。以前「オーディオ・パイロット」を付けたがその時は前オーナーの残したリレーで普通に動いてくれた。しかし、今回のワイヤリング・ハーネスではまたリレーをかませるか、あるいは整流ダイオードを使うか、、、。整流ダイオードを減らしたいのだが、オーディオ・パイロットも捨てられない、、、。なみだをのんでダイオードを採った。

オーディオ・パイロット(オーディブル・パイロットとも)
できるだけ回路をシンプルにしたいが、改造部分を書き足してるのでどんどん込み入ってくる。3密に加えて4密だな、こりゃ。

雨の日は休みにして別のことをやりたかったが、、、つい回路図を眺めている自分を発見。なぜか「晴工雨読」って言葉が思い浮かんだ。

一日降った雨が、日が暮れて雪になった。明日は雪。

 


FIAT 500 ワイヤリング・ハーネス全交換(DAY10)

本日の作業:昨日やり残した者室内の配線にコルゲート管装着と固定、ヒューズボックスに配線接続、フロントのライト類配線整理。


今日もたいしてはかどらなかった。いや、「今日」と言っても、もう3日送れのブログ記事。上にやったことを書いたし、あとは写真をアップしておしまいにしよう。

あ、一つだけ、、、先日でっち上げたヒューズボックスの底に貼ったマグネットシートは結構強力にくっついているので、ややこしい配線を取り回すのに便利でよろし。

問題はヒューズボックスではなく新しいワイヤリング・ハーネスの方にあった。電線の各先端は接続する機器に応じて端子がすでに装着済みで便利なんだけど、生きている線の先端はプラスの電圧がかかっているのが多いのに保護カバーも無く、真鍮の金属地肌が剥き出しになってる。ヒューズボックスの底は間仕切りがしてあって、そのまま端子同士が接触する恐れはないが、工具やネジが転がって接触したら思いっきりショートするだろな。

購入したワイヤリング・ハーネスに付いてる端子は絶縁保護カバーがほとんど付いてない。ヤバい。

とりあえず繋いでみないと線の配置もままならない。後からカバーは入れられないので熱収縮チューブで保護しておこう。

ヒューズボックスに主要なラインの結線をする。
助手席側の配線状況。相変わらずコルゲート管だらけだが以前よりは1億倍マシ。
なんかまとまりのない配線状態だけど、以前のようにブラブラしているものはない。こうなるとダッシュボード下のニープロテクションが要るな。
バクアップランプの配線はセンタートンネルからショートカットしてドアの辺りでメインハーネスと合流するようにした。

なかなか進まない上に(明日1・11)は雨だとか、、、一応、エンジンベイから車室までの配線は終わったので、天気が悪ければおうち時間にしよう。フロント周りの配線は手強いし、少し準備も休養も必要だろな。恵みの雨、か。。。


FIAT 500 ワイヤリング・ハーネス全交換(DAY9)

本日の作業(昨日アップしてなかったので本日じゃないけど、、、):ブレーキランプとバックアップランプのスイッチ~ランプ間の配線。


未だに車体後部の配線が終わらない。正確に言うと終わったと思ったが実はブレーキとバックアップの配線を忘れていた。ブレーキの方は配線図にちゃんと描いてあるのだがスイッチの場所や取り付け方が正規と違っているので、配線をボンネット下から今一度、車室に戻したが、そのままでは長さが足りない。ところがラッキーなことにブレーキペダルの付け根付近のマイクロスイッチから出ているリード線を切らずに残していたので、それと合流させた。そうしておいて後部コンビネーションランプに来ている赤線とボディー(アース)の間にテスターを噛ませてピープ音の出る導通チェックモードにセット。フットブレーキを踏んで音が出るのを確かめた。

カプラー(ギボシ端子)の付いた青黒線と赤線がブレーキペダルに行く線。そこから分岐してるのはバックアップスイッチに行く線(未接続なのであらぬ方向へ向いている)。

バックアップランプのスイッチも、本来ならFIAT 126などに準じてギアボックにスイッチを取り付けるべきなのに、シフトレバーの基部(センタートンネル内)にマイクロスイッチが設置されている。いずれにしてもバックアップランプはFIAT500の配線図に出てこないから、まるっきり新たに電線を敷設する必要がある。元からあった線は全く信用できないのでバチバチ切ってしまってるので、好きなように引き回すことにした。

まず電源はブレーキランプのものを二股ギボシ端子のメスで分岐させて使用。スイッチからランプへ向かう方は、センタートンネルの助手席側に全く使われている様子のない小さな孔があり、ここにグロメットを嵌めて配線をその孔から引っ張り出した。助手席側の足元を横断してサイドシル沿いに走るメインハーネスに合流させた。ちょうど溝になっていて 足で踏まれても絶縁ビニールが傷みにくいし、注文してある細いコルゲート管が明日来ればそれをかぶせて更に絶縁を2重にする予定。

一方、後ろのバックアップランプは一度交換しているのだが、配線はそのまんま。ご丁寧にアース線が付いていたが、金属バンパーにボルト締めしてあるのでアース不要のはず。実際、テスターで導通チェックしたり、古バッテリーの12Vかけて点灯を確認したが、アース線は要らなかった。車体助手席側を走るメインのハーネスにはコルゲート管を被せてしまったたので、後部座席の後ろの防火壁の孔を通すのが結構メンドクサ!

ブレーキランプスイッチの電源である青黒線から二股ギボシ端子経由で別れた青線は 、シフトレバー付け根のバックアップスイッチに。さらにセンタートンネルから写真で上向きに出ている青白線が後部の バックアップランプに向かう。
車室から来たバックアップランプへ向かう青線は防火壁後方(エンジン側)に出たところで防水カプラー経由で再び青白線になってランプに向かう。
バックアップランプに繋がる防水ギボシ端子。以前は非防水だったのでビニールテープぐるぐる巻き状態だった。(ビニテは防水に鳴らない!)

バックアップの配線を取り替えていたら、ふと気になったエンジンフードの配線もこれまたかなり怪しいのでついでに取り替えることにした。フードのナンバー裏辺りは排気管に近いので相当の熱を受ける。チンクがウチに来たときからここにあるはずの遮熱板が無かったので、配線に被せてあったコルゲート管はカチカチ・ボロボロでその中にあるビニール被覆も硬化が進んでいた。取り替えついでに配線図どおりの黄線にした。ボディーとの結合部はこれまで2極のコネクタだったが、これも傷んでいたので防水ギボシ端子に替えた。

ナンバー灯の旧配線。溶けているのはアース線なので大事に至らなかったが、、、。
ナンバー灯の配線交換。 
エンジンフードを仮置してみる。(ナンバー灯は未結線)

 

 

 


FIAT 500 ワイヤリング・ハーネス全交換(DAY8)

本日の作業:エンジンベイ内の配線(未完了)。


基本的に今日やったことは仮置きした配線を破綻なく配置するために位置決めをし、その後にコルゲート管をかぶせて絶縁を強化したこと。

車室内左後方の配線状態。

車体前方から車室内を経由してエンジンベイに入ったところで配線が二手に分かれる。そのまま後ろへ向かってまっすぐ延びるのは右後方のコンビネーション・ランプと発電機(直流ダイナモ)へ、そして防火壁沿いに延びるのはコントロールボックス(電圧レギュレーター)、油圧センサー、イグニッションコイルに分岐しながら最後は車体後部の一番遠い位置、つまりワイヤリング・ハーネス後方最先端で左後方のコンビネーション・ランプに至る。ところがウチのチンクは発電機をオルタネーターに換装されていて、配線はそのまま使えない。

エンジンベイに入る配線(コルゲート管カバー済み)。
縦に行き止まりの太い線はコントロールボックに入るはずだったもの。
ひと通り配線にコルゲート管を被せ、車体のクリップに留めてみる。左コンビネーション・ランプや番号灯、オルタネーターへの結線は未完了。

まずコントロールボクッスは電子化されたレギュレーターとしてオルタネーター付近にある。元々のコントロールボックスにつながるはずだった2個のメガネ端子は不要だが、それぞれ二股線になっているので切断せずに延長線として使うことにした。ビニールテープを巻くだけではエンジンの熱で解けたりしたら端子がショートする恐れがあるので燃料ホースの切れ端をかぶせてからテープ、さらにはコルゲート管を巻いて安全を期した。

本来コントロールボックスにつなぐはずのメガネ端子を潰し、燃料ホースの切れ端で絶縁する。この後、ビニールテープ、コルゲート管で更に絶縁。

具体的な配線変更は図を見れば解るのでここでは詳しく書かないが、上記の2つの端子の二股線はどちらも先に行く方は茶色になっている。ただ、電線の太さが違うし向かう方向も違うので間違えることはない。太い茶線はスタータースイッチの所でバッテリー「+」ケーブルにつながる。端子から逆に赤線を辿るとヒューズボックスからほぼ全ての電気機器の電源となる。この太い茶線は接続先(スタータースイッチ)の変更はしない。一方、細い茶線は本来ならダイナモに行き、端子の二股から緑線になり、緑線を逆に辿るとその先は充電警告灯である。細い茶線の先端は換装されたオルタネーター付近にある電子レギュレーターにつなぐことになる(が今日は時間切れ)。

スタータースイッチにつなぐ3本の線。赤はバッテリーへ、その上(本当は茶色だが色が出てない)は緑線経由でヒューズボックスへ、反対側の黒線はオルタネーターへ。
エンジンの裏側なので手探りでナットを締結するのだが、めっちゃ面倒!

頚椎の故障で指先がしびれてるんでネジをポロポロ落とす。おかげて仕事が全然進まない。特にエンジンの裏側にあるスタータースイッチに結線するためにM8のナットを着脱するのは一苦労。見えない位置で手探りの作業は指先の感覚頼りだが、厳しい寒さも手伝ってネジをつまんでいる感覚が全くないのだから、、、。ふう。

明日からは寒さが少し緩むそうな。指先の感覚はともかく、外での作業は少しは楽になるかな?仕事ちょっとは捗るかな?