アンマルネス→ソルセレ→ヨックモック
ヨックモックって、聞いたことあるなあ、と思ったらどっかのお菓子屋さんの名前。縁もゆかりもなさそうだけど、、、調べてみたら、その会社の社長かだれかがこの街が気に入って、名前をイタダキ〜、みたいな感じだそうな。どうでもいいけど。。。
サーミ語だけどね。
急ぎ旅でなかったらのんびりゆっくりしたいところだけど、、、
ネットがつながっている間にと、あれこれ調べたり考えたりしている間に、夜が明けている、、、。決断に時間がかかるのは仕方ないとしても、これがもしも今日もまた山へ向かって歩くという選択だったら、、、ちょっとまずいね。
アンマルネスから朝7時のバスでソルセレという鉄道のある小さな町へ向うとき、バスステーションでBussgodsというサインを見る。バスの神々?と一瞬思った。でもバス+グッズ、つまり貨客車ってこと。普通の長距離バスの後輪から後ろがトラックみたく四角い箱状の貨物室になってる。パワーゲイトが付いていて本格的。しかも、バスステーションは貨物の積み降ろしプラットフォームになってるし。日本でも僻地、過疎地へのバスに貨物委託運送があるが、ここまで本気ではないだろう。
ソルセレでの乗り継ぎが悪く、数時間待ちとなる。ここはアンマルネスより少し大きいので、傷んでいるiPhone用のライトニングケーブルを探す。アンマルネスではまず売ってないだろうから、丸一日以上滞在するならバスの運転手に頼めば買ってきてくれるよ、とアイゲルト小屋のアンデルスさんが言っていた。Bussgodsよりすごいな。昔、京都市北部の山間地、花背にいたころ似たような話を聞いたことがある。40年も前のこと。。。電話にダイヤルがなく手回しハンドルが付いていた時代。。。
閑話休題。iPhoneのケーブル1本探すのに町の端から端まで歩いて、聞き回るが見つからない。駅裏の工場が散在するあたりに行けば、と言われるが、行ってみると人が歩いてない。バスステーション辺りには人がいるので、結局2往復。ふう。奥まったところの電子機器の修理屋さんみたいなところにあった。
駅横にインフォメーションセンターみたいなところでも尋ねようとしたが、時間になっても開かない。釣り人らしい人も待っていて、スウェーデン北部じゃこんなもんさ、って。北に来すぎると時間の流れは南国のそれと似て来るのか?
駅周辺をうろつくうちに、タイ・マットというサインの屋台が開き始める。パタヤ出身の店の主人も手伝いの若い男女も皆タイ人で、タイ・マットも春巻きもうまそ!北極圏カツカツ手前のスウェーデン北部でホンモノのタイの味。ブタとトリがあったが、よりスパイシーなトリを選んだ。もちろん春巻きも。
iPhoneのケーブル探してるうちに小さいソルセレのいろんなものを見て食べて、退屈はせず(歩き疲れたけどw)バスの時間になる。ヨックモックが終点じゃないので注意しないと。バスドライバーに知らせてくれるよう頼むが、途中でよく替わるので忘れられることも、、、。
ヨックモックに知り合いが居ると、馬頭琴ホーミーマンの岡林さんからメッセージ。ベース弾きでホステルもやってるって。もうちょっと早かったら、もうちょっとヨックモックで時間があったら、探して会いに行けたのに、、、残念!
1日がかりのバス移動の末、ヨックモックに着く。ユースとSTFホステル両方を兼ねていヴィラ・オスゴルド(HIとSTF二つのアフィリエイションなどのせいか、いろんな名前で検索に引っかかるので、正式名がよくわからん)に投宿。古い館で、確かにヴィラって感じ。建物は古いが中はとても綺麗に管理されてる。
受付のバートくんにトナカイ食いたきゃホテル・ヨックモックだけどちょっと高いよ。近所のピッツァ屋ならアラカルトもあるけど、トナカイはどうかな、でも安いけどね。と教えてもらう。ホテルへ行ってみるが、見るから高そうなので、レストランに入り口まで行って引き返し、ピッツァ屋さんへ。目は胃袋より大きいとか、、、小さいピッツァとトナカイの焼肉みたいなのを頼んだら、予想外の大きさのピッツァと巨大なマッシュポテトの山が付いたプレートが来てしまった。ウェイターのお兄ちゃんが怪訝な顔をしてたのは、そういうことだったのね!
明日のヴァッコタヴァレへのバスは早朝6時発なので早く寝る。