Day 27 photo / 0915

チェクチャ⇒アーレスヤウレ

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Kungsledenトレイルの北端アビスコまでこの日を入れてあと残り3日。。。

映画「Kungsleden」(邦題「太陽のかけら」)については次回ポスト予定。

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いいなあ、このストーブ。。。ていうか、山小屋の薪ストーブはみんな良い。
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トイレの中の写真、、、真ん中、下の袋は消毒アルコール。上の写真は何十キロも続く氷結した細長い湖や川を、クロスカントリースキーならぬ、クロスカントリースケートで滑って旅をする様子。英語ではTrip Skating/Tour Skatingというらしい。。。
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続、トイレの中
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まだまだトイレの中。iPhoneのカメラじゃオーロラはまともに写らない。代わりにこれをご覧あれ。

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もう、何をみても同じ写真に見えるでしょう。。。

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Gott&Blandat。美味しいものミックス、、、っていう意味だけど、要はグミ。黒いのはリコリス味。殆どの日本人の口には合わない。まず10中8、9は吐き出す。僕は好きだけど、、、(変態)
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グミとか食って、のんびりしてたらオーストリア人青年のアンドレアスくんに追いつかれる。
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アンドレアスくんに追い抜かれる。。。

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このあたりの河原は映画「太陽のかけら」に出てきたような、、、、
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アーレスヤウレストゥーガンが川向うの台地に見え始める。
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アーレスヤウレは映画に登場する地名。やはり吊橋を渡ったところに小屋があったはず。ただ、この山小屋は場所が2kmほど移されているとのこと。それでも吊橋はある。。。

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アーレスヤウレストゥーガンの管理棟。ここで、とんでもない情報が待っていた。。。

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相変わらず野菜が足りない。。。

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サウナ小屋と残照

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Day 27 text / 0915

朝、管理人のステファンさんが、同宿のスウェーデン人にセルカへ行く横道の説明をするとき、その道の近くにある山のひとつが、最新の測量で2004mであると判明したと言っている。それが単に以前の測量ミスだったのか、氷河の去った後の重量軽減で隆起したものなのか、は聴き漏らした。ともかく、スウェーデンで数少ない2000m級の山がひとつ誕生したというわけ。

チェクチャの小屋でも標高は1000mくらいある。すぐ下の谷には残雪があり、今までで初めて目線より下に雪を見る。キッチンの壁に「2015の冬は特別だった。春になっっても雪は減らず、結局、春は来なかった!」と書かれた写真が貼ってある。。。。

日に日に出発時間が遅くなる。今朝は11時発。今日の距離は13km。空は晴れ、風も穏やかで気温も低くなく、気持ちの良い日。ほとんど登り無し。今日はどんどん距離が稼げる。

ずいぶん下ったが、まだまだ森林限界より上。今日の目的地アレスヤウレまで数km手前から小屋が見え始める。あまり手前から見えると、なかなか着かないので困る。

アレスヤウレストゥガンの小屋は、吊り橋を渡った小高い所にある。映画『太陽のかけら』の中でアレスヤウレという言葉が出てきたので、ここが撮影地かもと思っていたが、チェクチャのステファンさんから、この小屋は建て替えられて、場所も数キロ移動されていると聞いているから、目の前の建物そのものではない。

橋のすぐ手前でアンドレアス君に追いつく。やっぱり、経の僕はいつもより早く歩いたようだ。橋を渡り、小屋のレセプションへ宿泊の手続きに行く。山小屋というには設備が整い過ぎ。。。

受付の女性は僕と同年輩か。。。ここにもう毎夏、12年勤めているという。小屋の位置が変わったと聞いたが、以前のもやはり橋を渡った所にあっのか訊くと、そうだと言う。ダメ元で映画のことを訊いてみる。すると、思いもよらない答えが返ってくる。彼女自身が映画Kungsledenを観たばかりか、昔ある日本人がその映画に魅せられて、毎年のようにここアレスヤウレを訪れ、長いときは数週間滞在して周辺をトレッキングして過ごす、というのだ。

ああ、ついに映画を観て、憶えているスウェーデン人に巡り合えた。か、日本人でここまで入れ込んでいる人がいることを知らされ、なんか、とても幸せな気分!!!

管理人の女性はインゲル-リーゼさんといい、その日本人の方が大久保信夫さんで東京かその周辺にいらっしゃると教えてくれる。しかも、大久保さんはここに来るたびにいろんな資料を残していかれてる。日本から持ってきた映画『太陽のかけら』公開当時のパンフレットのコピーや「主題歌」(実際には映画の中で一切使われていないが、、、)の楽譜やレコードジャケットのコピー、彼が寄稿した雑誌の記事、さらには彼のことを伝えるスウェーデンの新聞記事の切り抜き、トレッキングの写真や地図などなど、、、。

インゲル-リーゼさんが、その資料のファイルの束を、部屋か食堂で読みなさいと、貸してくれた。今、手元に3冊のファイルブックがある。いくらアレスヤウレが文明的な山小屋といえど、さすがにコピー機はないおで、iPhoneのカメラででバシャバシャ撮っておく。

これはもう、日本に帰ったら大久保さんに連絡をとらなくては。いや何がなんでも是非会いに行かねば!!!

大久保さんは去年まで、毎年のように来られていたのに、今年はご高齢のせいか、いらっしゃらなかったとのこと。。。急がねば。

この旅の準備段階で、といか、ずっと以前から映画、太陽かけらについては、いろいろと調べてきている。が、そこにはネットの落とし穴がある。大久保さんはおそらく僕より年上のはず、こういった個人的な思い入れを、実際の行動として実現されても、それをネット上に公開されるということはないだろう、と考えられる。いくらGoogleが優れたアルゴリズムで僕の必要とする情報を調べ上げても、出てくるはずもない、、、。だからこそ、僕が自分の個人的な思い入れを実行に移し、わざわざここKungsledenまで来た甲斐があったということだ。

小屋の管理人さんも、STFも、メンバーやゲストの個人情報を教えてはくれまい。けど、何か大久保さんとコンタクトをとる方法がないか。またダメ元でインゲル-リーゼさんにお願いしてみる。すると、仲間の山小屋ホストの中に大久保さんと個人的な繋がりを持つ人がいるので、聞いといてあげる、との答え。非常い嬉しい。日本に帰ったら大久保さんに直接お目にかからねば!

少し、、、いや、非常に興奮気味だけど、これでゆっくり寝られる、明日はアビスコヤウレまで20kmの長丁場。サウナに入って早くベッドに潜り込もう。

と思ったら、夜、オーロラが出始める。同宿のイタリア人とスウェーデン人は三脚持ち出して、タイムラプスで動画を撮るらしい、時刻は10時、満月に近い月が山の端に出かかり辺りは明るいが、オーロラは御構い無しに輝いている。北東の空から北斗七星の柄杓の底をかすめて北西の空まで、まるで大きな虹のように、弧を描き、横たわっている。いままでとちがい、あまり動かず、地平、、、いや、山の端に近い所でカーテンのようにうねっている。わずかに薄く霞があるため、くっきりとはしない。オーロラは気まぐれでそのうち見えなくなる。

それ以上眺めるのは諦めて、食堂にもどり、この文を書いていると、アンドレアスくんが、また出てるよ、と教えてくれる。今度はダウンベストもジャケットの下に着込んで、外へ出てみると、相変わらず月は煌々と明るいが、霞は減ったよう。オーロラが断片が風にはためく旗のようにあちこち、山の上から天頂まで広がっている。大きいものの縁取りにはかすかな赤い色も。。。真夜中を回り、とっくに氷点下。霜がおりている。。10分ほどで、またオーロラは消えてしまう。。。

生まれて初めてミネソタで見た時と同じく、何度見ても、心が空に吸い込まれるような感覚に襲われる。。。

宿泊棟に戻る時、北の空から振り返り、南中している満月が眼下の水面に映っているのを見る。月の光に草の霜がキラキラ光っている。いつのまにか体の芯まで冷えたかんじ。今度こそ寝なくっちゃ。。。