[Kungsleden, 旅] Day 14 photo / 0902 ヘマヴァン山岳ステーション→ヴィーテルスカール ヴィーテルスカール ストゥーガンへKungsledenトレッキング開始。 (ストゥーガンまたはストゥーガとは、スウェーデン語で小屋のこと) ヘマヴァン山岳ステーションの朝食。取り放題だけど、ほどほどに。。。 昨日の風雨の中、ヘマヴァンにたどり着いたケイロンちゃん。濡れネズミの少年だと思ったら、女性だった。しかも、今朝、20代半ばと判明。レディーに、、すみません。。。 天気は、、、晴れのち曇り、空は半々やねえ。 ヘマヴァン山岳ステーションは立派すぎて、これからトレッキングする感じがしない、、、 ホテルかよ。。。 いよいよスタート。でも、これだけ?そっけないな。 スキー場のスロープ横を登る。ああ、中高生のころ、北比良の望武小屋に行く途中や、花背別所から寺山峠を越える時にも、ゲレンデの横を登ったっけ。。。 夏の人混みも去り、冬のスキーには早すぎる、、、ここはオフ・シーズンということになっている。でも、ベリーとキノコがわんさかある、下生えの黄葉した涼しい林を抜けて歩くと、今が一番のシーズンに思えるのだけど、、、 遠くの山の雪、、、このあたりの樹はまだ黄葉していない。 森林限界は800mを下回る。北アルプスあたりだと2500mくらい。 あちこちに木道が整備されている。が、外れて歩いてもルール違反ではない。Kungsledenだけでなく、スウェーデンの殆どのトレイルでは、常識的である限りどこで幕営してもOKだそうだ。実際、トレイル沿いにテントや野営跡をよくみかけた。 ブルーベリーを食べながら歩くと、全然ペースが上がらない。高3のワンゲル夏合宿最終日、京大芦生演習林の林道を下る時に、野イチゴを食べ食べ、あっちへフラフラこっちへフラフラと歩いたのを思い出す。それをイチゴペースと呼んだ。(でも、あれは帰り道だった、、、Kungsledenは始まったばかり、、、大丈夫かね) 蹄の音が聞こえたかと思うと、左手の斜面からいきなり10m先にトナカイが数頭飛び出してきた。大きいオスを先頭に、メスや子どもたちが続く。トナカイはメスにも角があるので、先頭の大きいのもオスとは限らないが、、、 シベリア鉄道で食っちゃ寝の一週間。ホッペはまだまだふっくらしてる。 粉砂糖のような新雪を頂いた山が一座だけある。勝手にカイラス山になぞらえてカン・リンポチェ(雪の宝)と呼んで、その麓を目指す。 行く手に雨の気配。西日を背にしているので虹が、、、 虹の下に今日の野営地、ヴィーテルスカールの小屋が見えてきた。 幕営は基本的にどこでしてもいいし、無料。ただ、山小屋の近くにテントを張り、小屋の設備を使わせてもらう場合は1200円ほどの料金を払う。 小屋の管理人、ミーアさんは日本で買ってきた自分用の抹茶を振る舞ってくれた。 小屋から少し離れた水はけの良い高台にテントを張る。 トナカイ肉とチーズを混ぜたペースト。大きくて重いけど、パンやクラッカーにちょうどいい。後ろはシベリア鉄道でも重宝した粉末マッシュポテト。 もう白夜じゃない季節なんだけど、高緯度なので太陽が沈む角度が浅く、地平線の下に太陽がグズグズしてるのでなかなか暗くならない。。。 2016年9月2日 okamoo コメントする